馬を飼いたい男の子エドワード。でも住んでいるところはマンションの21階。馬は飼えそうにありません。北欧を代表するグラフィックデザイナー、オーレ・エクセルが描くイラストは、どの場面を見ていてもストーリーが浮かび上がってきます。 アン・ランド 文 / オーレ・エクセル 絵 / 谷川俊太郎 訳

サンタクロースはいると思いますか？ 8才の女の子の質問に、ニューヨーク・サン新聞の記者が社説で答えました。見えるものを信じること。それにもまして、見えないものを信じるってとても大切です。 ニューヨーク・サン新聞

「あるひ、せんそうは、はじまった。どうしてそうなったのか、わからないうちに」。これが絵本の始まりの言葉です。2020年で、僕たちの住んでいる日本国は75年間戦争をしていないことになります。アジアでは、ブータンと日本だけ。これはとってもすごいことだよね。あと25年間、戦争には関わらなければ100周年になります。そしたら、オリンピックがちっぽけに感じるくらい大きな平和の祭典をしよう！どんな理由があったって戦争をしないほうがいい。力ではこの問題は解決できないんだ。平和であっても戦争の火種はいつもすぐそばにあります。それを大きくしたり、増やしたりしないように、僕たちで協力しあって平和をつづけようね。 パウル・ヴェルレプト 作 / 野坂悦子 訳

この地球上で、生活のために火を使うのは人間だけです。火は生活を豊かにしてくれます。体を温めたり、料理したり、陶器やガラス、鉄をつくるにも欠かせません。火がないとここで寒くて生きていかれない。だから僕たちにはいつも「燃やせるもの」が必要です。始めは森から木を切りだして火に変えました。今は石炭や石油を火に変えています。でも、使い続けるとなくなってしまうんです。さて、どうしましょうか。これは難問です。 まつむらゆりこ 作／小林マキ 絵

彼女は作家、作家は庭師みたいに、言葉を刈り込み、設計し、形を整える。作家は物語を大切に育てて、人々の心に種子として蒔かれるのを願っている。私の中にも種子が育ってい ます。この本を読むと、今まで出会った全ての物語に感謝したくなります。 M.B.ゴフスタイン 作 / 谷川俊太郎 訳

やかまし村シリーズ、イングリッド・ヴァン・ニイマンの挿絵と新訳による1作目。やかまし村での出来事を中屋敷に住むリーサが伝えてくれる。中屋敷にはラッセ、ボッセ、リーサ。南屋敷にはウッレ。北屋敷にはブリッタとアンナが住んでいる。3軒の家しかない小さなこどもたちのお話。 アストリッド・リンドグレーン 作 / イングリッド・ヴァン・ニイマン 絵 / 石井登志子 訳

木々や植物は、ぼくたちの目には止まって見えるかもしれない。でも街を飲み込むくらい力強く動いているんだ。 ジル・クレマン / 山内朋樹 訳

「ちいさな島でいることは、すばらしい。世界につながりながら、自分の世界をもち、かがやくあおい海に、かこまれて。」この最後の言葉がとっても好きです。そして、僕も君もちいさな島みたいなもの。2本足で大地を踏みしめてる。「それが君だってことなのさ！」。 ゴールデン・マクドナルド さく / レナード・ワイスガー ド え / 谷川俊太郎 訳