2006年にインドの出版社タラブックス(Tara Books)から刊行された『The Night Life of Trees』の日本語版。中央インド出身のゴンド民俗の昔話や神話をもとに、3人のゴンド人アーティストが描いています。木に精霊が宿るという信仰はさまざまな民俗にみられます。森や樹木は、日常生活と深く関わりながらも、聖なるものとして崇められてきました。本著にはさまざまな、日本では名前も聞いたことのないような樹木が登場します。精霊が宿ると言われる木々がページをめくるたびに美しく描かれています。本作は2019年に刊行された、第8刷版です。日本語版は毎回刷られるごとに表紙が変わります。今回の表紙は「永遠の美しい愛」。ラムシン・ウルヴェーティの絵です。細かく描き込まれた木に根元には、生き物が描かれている。この絵の元となった物語は、身分が違う故に結ばれなかった男女のお話。
シャーム / バーイー / ウルヴェーティ青木恵都 訳
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