庭しんぶん #065「子どもの権利条約」
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COVER STORY 子どもの権利条約:「子どもの権利条約」を知っていますか?生まれた時は誰もが小さい赤ちゃんだし、守ってもらわないと生きていけない存在。だからといって大人よりも劣っているわけじゃない。同じ人間として、大人と変わらず権利があります。この条約は、地球に住んでいるすべてのこどもの人権を守るための約束です。 BOOK こどもたちのために何をする? ケストナーの有名な1冊。たっぷりの皮肉とユーモアを込めて、大人たちに向けて語られている児童文学です。いつまでも戦争をやめない人類、愚かなことばかり繰り返す政治家、会議ばかりして問題を解決する気のない大人たちに対して、世界中の動物たちが集まって会議を開いたのです。『どうぶつ会議』エーリヒ・ケストナー 作 / ヴァルター・トリアー 絵 / 光吉夏弥 訳 よく来たねぇ、うれしいよ 何かができるから褒めるとか、そういうことではなくて、うれしさが通じ合っている感じ。自分のうれしいことを心から一緒に楽しんでくれる人って、それだけで好きになっちゃいますよね。すべてのこどもたちに、そういう気持ちの通じ合いが、たっぷりありますように!『よくきたね』松野正子 ぶん / 鎌田暢子 え 名前があること 私たちは大切ななものに名前をつけます。そうすることによってそれが何なのか知ろうとしているのでしょう。見えるものにも見えないものにも名前をつけます。それに、みんなで守りたい約束にも。子どもの権利条約、とかね。『たくさんのふしぎ2022年12月号 名前のチカラ』クリハラタカシ 文・絵 / 三土たつお ゲスト講師 こどものまなざしで語るということ 少年クロが過ごした8歳から15歳までの8年間。ペルフロムさんのご主人の小さい頃の体験が元になっていることを知って、この物語に描かれているクロのまなざしのリアリティの理由がわかったのでした。戦争がスペインをぐちゃぐちゃにして、不条理なことばかりあふれ返る日常の中でも、たくましく生きるクロの姿に、こどもが持つ強さと、こどもが抱える弱さがそのまま描き出されている物語でした。『どんぐり喰い』エルス・ペルフロム 作 /...
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