6月 01, 2020
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Q、最近4歳の息子がお母さんの方がいいと言うようになりました。どのように対応するのが正解ですか?(4歳男児の父)
A
「お母さんがいい」とはっきり意思を示すことは、自分自身を主張していること。「ぼくはここにいる」と言葉でも行為でも示していることで、その成長を喜びましょう。それと同じくらい素晴らしいのは、お父さんが息子さんの主張を聞き入れ受け止めていること。それはこどもの存在を認めることです。ところで息子さんは「お父さんじゃなくて……」と拒否しつつ、今しなければならないことは何かをわかっていますね。だから問題は関係性。お父さんではなくお母さんなのですね。それは何故でしょう。
もしかすると、4歳の男の子は様々なことに興味や関心を寄せて見ること、聞くこと、やることが一杯で落ち着かない日を過ごして、少し緊張感や…
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5月 01, 2020
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Q、不安なことばかりで、気が滅入ってしまいます。でも、こどもを不安にはさせたくはありません。こんな中でもこどもと今を楽しむ方法ありませんか?(30代男性)
A
新型コロナウイルス感染防止のため緊急事態宣言が出されました。同じ情報に接しても受け取り方は様々で、不安を感じる度合いはみな違います。不安感の強い人は居ても立ってもいられないくらい落ち着きを失い、日常のことも手につかなくなります。不安感の少ない人は、今何をしなければならないかをよく考えることができます。身近で信頼できる人から情報を得ることで、不安を少なくしましょう。必要な手立てを実行することも落ち着いた生活の役に立ちます。こどもは最も身近にいる大人の不安を映します。私たちがこどもの安心です。
さて、こんな中で安心はどのようにしたら築けるでしょう…
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4月 01, 2020
Q、「怒る」と「叱る」の違いってなんですか?(30代男性)
A
こどもとの関係のご質問としてお答えします。まず、「怒られる」「叱られる」側と「怒っている」「叱っている」側を分けて考えます。「怒られている人」は、「原因は自分がつくったのだからしょうがないけど、そこまで「カッカ」としなくてもいいじゃないか。まして「ゴツン」とやらなくたって!」と心の中で思っています。「怒っている人」は、「思わず怒鳴って、それに叩いてしまった。悪いことをしたのはあの子だけど、自分も感情的になってしまった。やり過ぎてしまったかもしれない。今度からは分かるように話をしよう」これは、「怒ってしまった」側の反省も含めた状態。
次に「叱られている人」は、「はいはい、分かりました。あなたの言う通りです。確かに私がやりました。悪いのは私です。「本当に分かっているかって?」はい、分かっ…
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3月 01, 2020
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Q、人間はどうして戦争するんですか?(小学3年生男子)
A
まず、国と国の戦争について考えてみます。国というのは、そこに住んでいる人たちが安心して暮らすことができるように互いに助け合う仕組みときまりをつくっています。それぞれの国は土地と持ち物と自分たちの命を守るための方法を決めています。その国によって守り方の方法は違います。日本は他の国ともめ事が起きて、土地や持ち物や自分たちの命が守れなくなるようなことが起きても戦争という方法はとらないと決めています。
こども同士で遊び道具の取り合いになったり、仲間同士で遊び場の取り合いが起きた時、上手く話し合いができればいいのですが、それが上手くいかないと言い争いになり、さらには力づくになってひどいケンカになる場合があります。相手が傷つくようなことを言ったり、身体を傷…
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5月 01, 2019
Q、父親の仕事の都合で2〜3年おきに引っ越しして、転園・転校してきました。小学校高学年、中学生になり、難しい年頃、親も不安です。転校を控え、こどもにどんな言葉をかければよいですか?(40代女性)
A
親も子も転勤の度に、自分なりのやり方で新しい住居、土地、人間関係に馴染む方法を身に付けてきたと思います。それは結構たくましいことだったと思います。けれども「難しい年頃」を迎えたところに今回の質問のポイントがあります。今まではこどもが新しい環境に馴染めず不安になったり、緊張した人間関係の中にある時、私がいるから大丈夫と言える自分がいたと思います。ところがこの次は今までとは違うと思っていますね。その予感は当たりです。「難しい年頃」とは、自分の中に他の人には絶対に知られたくない秘密を持つことです。また、自分と同調できる人を強く求め、反対に同調できない人…
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4月 01, 2019
Q、大人はどうしていつも偉そうなの? (小学1年生男子)
A
こどもはよく喋るし、じっとしていないから、大人はいつも「静かにしなさい」と言う。それが偉そうに見えるのかな? こどもに比べると大人は力が強いし、身体も大きいし、いろいろなやり方も知っているから、こどもが何かをしようとしている時や、こどもが自分でできることにも、口を出したり手を出したりする。だから偉そうに見えるのかな? それとも反対に、大人に「自分でやってみろ」って感じで見られると、偉そうに見えるのかな?
大人がこどもに偉そうにしないで付き合うのは実はなかなか難しくて、こどもが本当に手伝って欲しい時にだけ「手伝ってもいいかい?」と聞いてからすればいいと思う。それに「静かにしろ!」ではなく、「今から◯◯まで静かにして欲しいのだけれど」と頼めばいいと思う。君はどう思う? ここまで読んで偉そう…
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3月 01, 2019
Q、65歳になった春義さん。 65歳ってどんなですか?(30代女性)
A
1日1日、1年1年の積み重ねで65歳になりました。けれども自身は64歳の時と少しも変わらない。60歳の時とも変わらない。いや、33歳の頃からほとんど変わっていないように思います。皆さんも、いつごろから自分というものを考えましたか? 積み重ねられた時間で65歳にはなるけれど、今の僕自身をつくったのは、両親をはじめ妻や家族、友だち、仕事で出会った人たち、遭遇した様々な出来事です。それらの根本にあるのは命と生きる場所を与えてくれた神様で、僕はすべてに感謝をしています。 さて、この「感謝」という言葉ですが、僕が尊敬する佐々木正美先生に『あなたは人生に感謝ができますか?』(講談社)という著書があります。昨年最も影響を与えてくれた本でした。 65歳はどんな年齢かと問う人は、人生のまとめ…
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2月 01, 2019
Q、児童館に行きたがらない小学1年生。 何かいい方法はありませんか? (30代女性)
A
お母さん、お父さん、まずはお子さんと話をしましょう。「この頃、困っていることや、何か面白かったことあった?」と漠然とした聞き方で、こどもの話をじっくり聞いて下さい。こどもは話したいことが一杯あっても親が忙しそうだと遠慮します。そんな会話の中で児童館のことも聞けたらいいです。面白い遊び道具がないとか、気の合う友達がいないとか、いろいろ出てくるかもしれません。それだけでもお子さんとしては、重かった気持ちが軽くなります。
次に親ができることをいくつかあげてみましょう。1つ目は、児童館の指導員の方と少しでも良い関係を築くことです。指導員のどなたか1人でもいいから名前を覚え、共通点を探して話題にすることです。こどもの社会性は親との良い関係を結んでいる他の大人との間で育ち…
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