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はるよしさんにきいてみよう

春義さんにとって、絵本って何ですか?

▷ はるよしさんに聞いてみよう 一覧に戻る Q、はるよしさんにとって、絵本ってなんですか? (庭しんぶん編集部) A 絵本は僕とこどもを繋ぐもの、結ぶもの、知り合うためのもの。実はこどもとどのように付き合うかはかなり難しいと思っている。赤ちゃんはしゃべってくれないし、3歳くらいまでのこどもの話は良く分からないし、4歳、5歳は自分勝手なことばかり言ってるし、可愛い時もあるけど、やっぱり良く分からない。7人のこどもを授かって、妻と2人楽しみながらこどもたちと過ごせたのは絵本のおかげと言っても過言ではない。ただ読むという行為だけでこどもと繋がれる。こどもは絵本を見て、聞いてくれる。毎日、毎日読んでいるうちにこどもが楽しみにしている場面が分かるようになる。その場面に来るといつものように指を差したり、声をあげたり、ジーッと見入ったりする。だからそのページは…

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一番好きな絵本は何ですか?

Q、春義さんが一番好きな絵本は何ですか? (庭しんぶん編集部) A 嬉しい質問です。答えは、『ぶたぶたくんの おかいもの』(福音館書店)です。  どれくらい好きかっていうと、「ぶたぶたくん」と聞いただけで嬉しくなる。表紙を見ると「やっぱりこれが好き!」と思う。本文の奇妙な始まり方も傑作だと毎回思う。『絵本・子どもの本 総解説』赤木かん子著のおすすめ本400冊余りの中でも、『ぶたぶたくんの おかいもの』は見開き2ページで取り上げる特別扱い。それが僕の自慢という具合でとにかく惚れ込んでいます。 好きな理由は、自分の気持ちが主人公の『ぶたぶたくん』とぴったり重なるからです。「ひとりで おかいものにいける?」というお母さんの言葉に、ぶたぶたくんは、「いけるさ」と答え、初めてのお使いに緊張しながらも意気揚々と出かけるところ、パン屋のおじさんに「かんしん か…

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