不安な中でも、こどもと今を楽しむ方法はありませんか?

Q、不安なことばかりで、気が滅入ってしまいます。でも、こどもを不安にはさせたくはありません。こんな中でもこどもと今を楽しむ方法ありませんか?(30代男性)

A

 

新型コロナウイルス感染防止のため緊急事態宣言が出されました。同じ情報に接しても受け取り方は様々で、不安を感じる度合いはみな違います。不安感の強い人は居ても立ってもいられないくらい落ち着きを失い、日常のことも手につかなくなります。不安感の少ない人は、今何をしなければならないかをよく考えることができます。身近で信頼できる人から情報を得ることで、不安を少なくしましょう。必要な手立てを実行することも落ち着いた生活の役に立ちます。こどもは最も身近にいる大人の不安を映します。私たちがこどもの安心です。

さて、こんな中で安心はどのようにしたら築けるでしょう。第1はいつもの生活を丁寧にすることです。食べること、眠ること、お風呂に入ること、歯を磨くこと、着替ること等々。一つひとつを今までよりも少しだけ意識して丁寧にするのです。日常の事に心を向けることで安心がやってきます。あなたが心がけることで家庭の雰囲気は変わります。

料理もひと手間掛けましょう。こどもと一緒にできる料理を考えてください。おやつも手づくりしてみましょう。食べることは喜びに繋がります。お弁当をつくって、庭先でもベランダでもいいからお出かけ気分で食べましょう。撮りためたデータをプリントアウトしてこどもと一緒にアルバムづくりもおすすめです。編み物や工作もいいですね。これらのできごとを、離れて暮らす家族や、友だちと共有しましょう。

こうした話題をこどもと話します。その時はどうぞ聞き役に回ってください。こどもは自分が思っていることを話すことで安心を得ています。こどもが話し始めたら、「へえー、そう」とか「それ、面白いね」などと、うなずきながら聞きます。どんな話題でもいいから沢山話してくれたら大成功です。

横浜に住む三男から、家族が楽しんでいる様子がスマホで送られてきました。いつもは時間差で一緒に過ごす時間が少ないのですが、感染対策の外出制限が思いがけない家族の時間をつくりだしてくれたそうです。2人の孫の笑顔がはじけていました。

藤田春義(ふじたはるよし)
1954年秋田県生まれ。大阪社会事業短大専攻科卒。むかわ町にて保育のしごとを6年余り経験し、その後、札幌第一こどものとも社に勤務。1996 年に絵本とおもちゃの専門店「ろばのこ」を立ち上げ、育児教室を開催してきた。年間 50 本以上の保育研修を実施。2000年より保育実践セミナーを主宰し、幼稚園や保育園の先生と絵本や伝承わらべ 唄、子どもの遊びについてセミナーを開催している。2019年度から研修部門をメインに活動する。北翔大学短期大学部非常勤講師。
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