COVER STORY

にわとり：「にわとり」と呼ばれているこの鳥は、人類と5,000年もの長い付き合いがあって、世界中で飼われています。もともと森や山を駆け回っていたヤケイなどが人間に飼い慣らされて、人類と共存関係になって誕生したのが「鶏」。日本語では、庭にいる鳥だから「にわとり」と名付けられています（なんていい名前！）。ある日、突然舞い込んできた行くあてのない死を待つばかりの2,000羽の鶏たちの情報……。しかも「にわとり」特集の準備を進めていたところ。運命を感じたぼくたちは、50羽引き取ることを決めたのでした。

BOOK

『にわとりとたまご』イエラ・マリ / エンゾ・マリ さく：絵本作家のイエラ・マリとその夫でデザイナーのエンゾ・マリによって鶏が生き生きと描かれています。何気ない鶏らしさがしっかりと絵本に閉じ込められています。

『ひよこのかずはかぞえるな』イングリとエドガー・バーリン・ドーレア さく / せたていじ やく：鶏を飼っているおばさんが、卵で大儲けする妄想を膨らませていく物語。妄想の中に出てくる鶏小屋が素晴らしい！

『グリム童話　ブレーメンのおんがくたい』ハンス・フィッシャー え / せたていじ やく：表紙だけだと楽しそうに見えますが、全員が飼い主から見放された動物たち。彼らは自分たちの居場所を見つけることができるのでしょうか。

『人間だって空を飛べる　アメリカ黒人民話集』ヴァージニア・ハミルトン 語り・編 / 金関寿夫 訳 / ディロン夫妻 画：この民話集は、アフリカから無理矢理連れてこられた黒人たちによって語り継がれた物語です。最後に出てくる「人間だって空を飛べる」。胸に深く刻み込まれる強さがあります。

LIFESTYLE

月刊アートスクール 6「鶏とアート」吉田卓矢・吉田みなみ：鶏を描いた画家といえば伊藤若冲。若冲の描く鶏はとても細かく、細密表現と呼ばれている。そんな若冲が画家になろうと決心したのはなんと彼が40歳のとき。

庭ストアの良品探索 5「たまご」藤田進：屋上に鶏がやってきて毎日卵を産みます。日常的に卵を食べている日本人ですが、その卵を産んでいる鶏たちを見ることはほとんどありません。

アンタップトホステルのカモンコモン 3「自然な出会い、関わりかた」神輝哉：19歳の時に初めて大きなバックパックを背負って一人旅をしました。旅の中では、普段とは異なる人との「関わり合い」が生まれます。

KITCHEN

太陽と土と料理人 2「さとほろ」吉田香織：「さとほろ」といういちごをご存知でしょうか。札幌でしか栽培されていない珍しいいちごです。大きくて中まで鮮やかな赤い色をしていますが流通が難しく「幻のいちご」とも言われています。

GARDEN

「畑の表札」佐々木信：数年前から小別沢の畑の編集とデザインに挑戦しています。なかなか広大な畑のスケール感がつかめませんが、やっと一つ目の小さなデザイン、ガーデンマーカーが完成しました。

CHILD CARE

周さんの育児絵日記 7「キラキラしている」齋藤周：1歳の娘は瞳が綺麗で、興味のあることにはより一層瞳を輝かせる。体全体で自分の気持ちを表現する娘が愛おしく、羨ましい。

はるよしさんにきいてみよう：Q. そんなに仲良くない子が急に抱きついてきたりするのが嫌だ。泣いて紙を破ったり鉛筆を折ったりする人が苦手。自分とは違う考え方や行動をする人とどう付き合っていけばいいのでしょうか。（小学5年生男子）

EVENT

いとう写真館 2021 北海道：今年の夏も伊東俊介さんによる「いとう写真館」が北海道にやってきます。会場は、美唄、札幌、栗山の3会場。

Frösö 森の精霊展：スウェーデンのテキスタイルメーカー、Frösö Handtryck（フローソー・ハンドトリック）で作られた福田利之さんデザインのテキスタイル「森の精霊」をご紹介します。

フプの森 北海道モミのエッセンシャルオイル：面積のほとんどが森林で覆われた町、下川町。伐採時に廃棄されるトドマツの枝葉を有効利用し、エッセンシャルオイルや芳香蒸留水などを製造しています。

あかちゃんへの贈りもの：出産祝い、100日記念日、1歳の誕生日など、あかちゃんへ贈りものをする機会はたくさんあります。

福岡の織物 久留米絣：うなぎの寝床がつくる「現代風もんぺ」はゆったりとしていて着心地も抜群。家の中はもちろん、お出かけするときでもさらっと履けるスッキリとしたシルエット。

ムーンスターのスニーカー：ムーンスターのスニーカーの履き心地の良さの理由は、長年の技術が詰め込まれた製法にあります。こだわりの詰まったシリーズ「MADE IN KURUME」のスニーカーがやってきます。