生まれたばかりの小さいあかちゃん。まだ身体を動かすこともままなりません。けれども、世界をじっと見つめ、耳を澄ませています。聞くこと・見ること・触れること。ここから彼らの遊びと生活は始まります。
お父さんやお母さんの嬉しそうな声や表情、やさしく語りかける言葉や触れ合い。乳児期のおもちゃは、大人の関わりをとり持つための道具です。なぜなら、彼らには親密な関わりが何より必要だからです。
— 庭しんぶん編集長 藤田進
生まれたばかりの小さいあかちゃん。まだ身体を動かすこともままなりません。けれども、世界をじっと見つめ、耳を澄ませています。聞くこと・見ること・触れること。ここから彼らの遊びと生活は始まります。
お父さんやお母さんの嬉しそうな声や表情、やさしく語りかける言葉や触れ合い。乳児期のおもちゃは、大人の関わりをとり持つための道具です。なぜなら、彼らには親密な関わりが何より必要だからです。
— 庭しんぶん編集長 藤田進
あかちゃんのおもちゃにとって、音は大切な要素です。日常の中に自然と溶け込むやさしい音。鳥のさえずりや木々のざわめきのような繰り返し聞いても嫌にならない音。そんな音が日常にたくさんあると、聞くことが楽しくなります。
自分の手をじっと眺めて、舐めたり振ったり。自分の身体の一部だとまだわらず興味津々なのです。たたく、握る、はなす、つまむ……。重力を使った静と動。なにより美しいこと。見ることをじっくり楽しめるおもちゃがお勧めです。
触れるって、心を通じあわせるもっとも簡単な方法。おもちゃによって、遊びが生まれ、気持ちが通じ合い、触れ合いが起こります。大人にもこどもにも、触れ合いが生まれるおもちゃは、関係を助けてくれるはかけがえのない道具です。
自分にとって大切な人から、やさしい言葉をたっぷり語りかけられることは、どんな人にとっても嬉しいことです。その人が「君のことがとっても大切だよ」っていってくれたら、それだけで元気がでます。
あかちゃんの絵本は、大人があかちゃんのために、彼らに必要な言葉をささやきかけるためにあるようなもの。絵本を通して、絵と言葉を一緒に味わうことで、お互いの気持ちがつながりあい、共感が起こります。まだ言葉も話せないあかちゃんと気持ちが通じるってとっても幸せな体験。あかちゃんと通じあわせたい気持ちに合わせて、絵本を選んでもいいでしょう。