バンコクの乗り物に乗りたい!

8月中旬、夏休みの最後に小2の息子とふたりでバンコクへ行ってきました。私の仕事の都合で何度も一緒に行っているので、息子にとってもバンコクはなじみの場所。自分なりの楽しみ方や美味しいものもよく知っています。今回の旅、息子の目的はタイならではのいろいろな乗り物に乗ることでした。
出かけるときは、できるだけたくさんの乗り物を乗り継ぐ方法を考えながら移動しました。バンコク名物のカラフルな三輪自動車「トゥクトゥク」、軽トラの荷台に屋根をつけ人が乗れるように改造した「シーロー」、2人、3人または4人乗りもできてしまう「バイクタクシー」、息子は乗りたいものを探して自分で手を挙げ停めています。
運賃は交渉制、私が運転手と話して決めてから乗り込みます。ドアも窓もなくオープンエアの乗り物ばかりなので、振り落とされないようにしっかりつかまって。風を受けながら走るのは爽快ですが、渋滞に巻き込まれると排気ガスを避けられないのでマスクを忘れずに持っていきます。
もう1つ外せない乗り物はバンコク市内を流れるチャオプラヤー川の「ボート」です。乗るのは観光船ではない地元の人たちが使う方のボート。チケットは15バーツ(約50円)。私はこのボートで学生やおばちゃん達の普段の暮らしを見るのが好き。息子もボートで働く人や、周りを行き交う船を熱心に眺めていました。
そういえば、去年の夏休みはバンコクとチェンマイ間を走る寝台列車に乗ったんだっけ。今年は市内で乗り物三昧。小学生男子との楽しい乗り物旅はしばらく続きそうです。次の休みは何に乗りに行こうかな。

 


佐々木智子
(ささきともこ)
洋服と雑貨の店「cholon」店主。9月21日に庭ビルにお店をオープンしました。紅茶の本「Tea Time」の編集部スタッフ。趣味はアジアの旅と写真、市場めぐり。