こんにちは、ボンジュール、サワディーカップ。忙しくて原稿が書けそうにないという妻に代わって、今月は僕が、日常のちょっとした手作りについて書かせていただきます。先月ご紹介したアドベントカレンダー作りでも使われていたのですが、我が家には、文字や数字のぬりえ(のようなもの)が常備されていて、息子と工作するときに活躍します。白抜きの文字に、色を塗り、切り抜いて、のりで貼る。
僕が中・高校生の頃に「インスタント・レタリング」という転写式の文字が売られていました。文字が売られている……不思議ですよね。イギリスのレトラセットという会社の製品で、カセットテープやビデオテープのラベル作りインスタント・レタリングが活用されていました。僕の文字への愛は、この時期に育ったのかもしれません。コンピュータや家庭用プリンタが登場する前は、大人が工作する機会が今よりもたくさんありました。
インスタント・レタリングがどんな仕組みかといいますと、透明なフィルムの裏側に文字や数字が印刷されています。そしてその文字の裏には接着剤が塗られています。その接着剤は感圧式、つまり、紙などに乗せて上から圧力を加えると、あら不思議!文字が転写される。時代は変わり、方法は変わりましたが、やっていることは同じ。工作に文字や数字があると楽しいですよ。