庭しんぶん #053「アーシュラ・K・ル=グウィン」
COVER STORY
アーシュラ・K・ル=グウィン:2022年最初の特集は、48号の人物特集に続き、今度はSF界の女王「アーシュラ・K・ル=グウィン」の特集です。ゲド戦記シリーズで、日本でも広く知られるル=グウィン。彼女がつくり出してきた物語を紹介しながら、彼女について紐解きます。
BOOK
言葉で道をつくり出す
言葉には心にイメージをつくり出す力がある。温かい言葉はよい力を引き出すことができるし、冷たい言葉は、心に突き刺さってジワジワと痛めつける。この物語は、大工と鬼の駆け引きの物語。大工はピンチになるんですが、ある言葉を探し当てることで乗り越えるんだ。 だいくとおにろく 日本の昔話 松居直 再話 / 赤羽末吉 画
物語の中で見た景色
物語は、読んでいる人を一瞬にして遠くの世界に連れていってくれる。見たことのない国や場所、時には時間をさかのぼったり、異惑星にまで……。 はるかな湖 アレン・セイ 作・絵 / 椎名誠 訳
探し続けている何か
ポケットにも頭にも、石ころが詰まっているお父さんの話です。どんなときにも石のことが頭から離れない、医師のことを知れば知るほどもっと知りたくなるみたい。君にはそういうものがありますか? あたまにつまった石ころが キャロル・オーティス・ハースト 文 / ジェイムズ・スティーブンソン 絵 / 千葉茂樹 訳
親愛なる、ル=グウィンさま
どうして神話って生まれてきたんでしょうね。説明されていないことがたくさんあるし、つじつまが合わなかったりするけど、不思議な一貫性があって引き込まれてしまう。語られていない妙な隙間があるんですよね。インド神話 沖田瑞穂 編訳
紹介書籍:影との戦い ゲド戦記Ⅰ / こわれた腕環 ゲド戦記Ⅱ / さいはての島へ ゲド戦記Ⅲ / 帰還 ゲド戦記 最後の書 / ドラゴンフライ アースシーの五つの物語 ゲド戦記Ⅴ / アースシーの風 ゲド戦記Ⅵ / 風の一二方位 / 闇の左手
PEOPLE
世界の庭びと 52
女性の持つ自由と力について考えた庭びと “テナー”
太古の精霊を守る神殿で育てられたテナー。そこでは、テナーはテナーではなく、代々生き続ける大巫女の生まれ変わりだった。しかしある出来事を通して、テナーはテナーとして生きることを選ぶ。
LIFESTYLE
アンタップトホステルのカモンコモン 10
新しい地図
12月の前半に新潟県佐渡島に行ってきました。友人がつくったクラフトビール工場のお披露目の会に招かれました。人生初の佐渡!佐渡の魅力を挙げればキリがないのですが、今回の旅でつくづく思った、「旅のあり方が変わった」という実感について話してみます。(神輝哉)
新連載 カレーの国で暮らす 1
あるものでなんとかする
皆さん、ナマステ!私はインド北部にあるダラムサラという町のさらに山の上、標高2000mほどのダラムコット村に住んでいます。自然に囲まれたこの辺りには多くの野生動物が生息していて、村からは雪をかぶったヒマラヤ山脈を眺めることができます。日本では想像できないような、インドでの暮らしをお話しします。(三枝里香)
FOOD
太陽と土と料理人 9
バークシャー
旬のお野菜についてお話ししてきましたが、今月は私たちが育てている豚のお話です。昨年の9月、待望の仔豚が生まれました。バークシャーという黒豚です。13匹の仔豚たちはみんな人なつっこくて、とてもかわいいです。この子たちをなるべくストレスのないように育て、今年の初夏、お肉にします。(吉田夏織)
麦男ファルコン 3
甘酸っぱい、甘じょっぱい
前回、飲み物をドレッシングのように考えたら自分に合った組み合わせが見つかるよ、と言ったけれど、さらに一歩進んで法則のようなものを考えてみよう。味覚といえば、苦味、甘味、酸味、塩味、うま味、渋味、辛味あたりだろうか。この味わいたちは、組み合わせによって、お互いを強調したり和らげたりする。(森岡祐樹)
はじめまして、ばぐぅす屋です。
岩見沢市の美流都は、山あり笑いありのすてきな田舎町。自然と動物と人間と、とても近い時間が流れている場所です。そんな美流都でカレーをつくり続けて早4年。地元農家さんの野菜や、店裏ばぐぅす畑の野菜を中心としたカレーを提供しています。庭キッチンでは月に2回、金曜日に営業しています。(やまぎしこずえ)
ARTS
DESIGN
ARAMAKIカレンダー 2022
新巻鮭の木箱を使って鞄や楽器をつくり、店舗の内装なども手掛けるARAMAKIの皆さん。毎年年末になると販売されるARAMAKIカレンダー。いくらの箱にピッタリと収まるように縦長にデザインしたのですが、今では箱なしが主流になっています。毎年少しずつアップデートを重ね、変わっていないようで実は使い勝手がよくなることが大事です。(佐々木信)
CHILD CARE
ゆかいな三にんぐみ day 58
やってくれるけど、すぐにいなくなる
はーちゃんは、2、3時間おきにミルクを飲みます。お兄ちゃんもお姉ちゃんも気ままな人たちで、お世話している途中でどこかに行ってしまうことが多いのです。それでも、頼れる人が多いっていうのはありがたいことです。(藤田進)
はるよしさんにきいてみよう
Q. 2児の父です。最近次男が生まれました。2歳の長男が、床に唾を吐いて伸ばしたり、歯ブラシを口から引っこ抜いていろいろまき散らします。本当にやめてほしいのですが、繰り返し注意しているとだんだんとこちらもちょっと楽しくなって、注意しながら笑ってしまいます。こどもにどう伝えるのがよいのでしょうか。(20代男性)
質問してみよう
NEWS
今を逃せば、もう次はない It's now or never
BBC 28 Oct, 2021
2021年11月13日に終了したCOP26の開催に先駆けて、国際連合開発計画(UNDP)が公開した恐竜のスピーチ動画が話題です。日本語字幕版もあるからぜひ見てみてね。動画はこちら。(佐々木信)
誰かと比べる必要なんてない
The New York Times 18 Sep, 2020 デンマーク
デンマークのこども向け番組「ウルトラ・ストリップス・ダウン」では、11〜13歳のこどもたちの前で、大人たちが裸を見せるんだって。出演者はボランティアで集まった、見た目も年齢も性別もさまざまな人たち。「ありのまま」の姿をこどもたちに見せるのが番組の狙いだそう。(堀内好美)
PRODUCT
命を吹き込まれたように動き出す
今年もバーレーベン人形の展示会を開催します。工房があるドイツ・フライブルグは環境意識の高さで知られている都市です。小さな工房で、手作業で一体ずつつくり出されている動物たちは、手を入れて動かしてみた瞬間に、まるで命が吹き込まれるようです。 バーレーベン工房の手人形展
日常に寄り添う器で 食卓に彩りを
今回庭ビルにやってくる「白菜陶器」は、長崎県波佐見町でつくられている陶磁器。表面の光沢が美しく、透き通るような白色が特徴です。その白山陶器にデザイン部門を創設し、陶磁器デザイナーとして活躍したのが森正洋さんです。シンプルでありながら何処か遊び心のあるデザインが魅力です。森正洋 うつわと平型めし茶碗
ろばのこチャンネル 11
Snap 動かないで
その名の通り「動かないでっ!」と念じながら遊ぶゲームなんです。ルールはとてもシンプル。ほかのコマが動かないように枠の中のコマを抜き取っていきます。周りのコマが少しでも動いたら、次の人に交代。シンプルなんですが、こういうシンプルなゲームって変な中毒性があって何回でもやりたくなってしまいます。
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出版・販売元: 庭