COVER STORY

ともだち：「ともだち」というテーマを決めて、ともだちについていろんな人にインタビューするつもりで取り組み始めました。でも始めてみたら、テーマが難しいのか、ぼくたちの質問が下手なのか、まとめることができません。ともだちってすぐそこにあるんだけれど、見つめようとするとどこか捉え所がないんです。

BOOK

『とんことり』筒井頼子 さく / 林明子 絵：引っ越してきたばかりでともだちのいないかなえ。それなのに誰かが玄関ポストに花束を届けてくれる。そして最後には手紙が。「ともだちはいいです　とてもうれしいです　まっています」。ともだちは嬉しい。もちろん、悲しいことや辛いこともあるんですけど、嬉しいこともたくさんあります。ともだちはいいです。何歳になっても。

『NATURAL HISTORY　生きとし生けるもの』M.B.ゴフスタイン 作 / 谷川俊太郎 訳：生きているから出会うことができます。いのちといのちが触れ合うこと。絵本の中でゴフスタインは、「豊かさをわかちあおうと私たちはうまれてきたのに…」と言っています。どんな人とでも、豊かさを分かち合えたらいいなぁ。

『ともだち』谷川俊太郎 文 / 和田誠 絵：何かのきっかけで、ふと「ともだちって、なんだろう？」って疑問が湧いてきた時は、この本を読むといい。ただ、この本はともだちについて教えてくれる教科書のようなものではないんだ。だって、ともだちかどうかは自分で決めるものでしょ。

『飛ぶ教室』エーリヒ・ケストナー 作 / 池田香代子 訳：「子どもの涙はおとなの涙よりちいさいなんてことはない。おとなの涙よりも重いことだって、いくらでもある。誤解しないでくれ、みんな。なにも、むやみに泣けばいいと言っているのではないんだ。ただ、正直であることがどんなにつらくても、正直であるべきだ、と思うのだ。骨の髄まで正直であるべきだ、と。」少し長いけど、本当はこの本を全部引用したいくらいなのです。

LIFESTYLE

月刊アートスクール 5「アートは友だち」吉田卓矢・吉田みなみ：入退院を繰り返していた幼少期。人と馴染むことが苦手だった私にとって、絵を描いたり工作をしている時間は、まるで気を許したともだちと過ごしているようでした。そんな時、ヴィンセント・ファン・ゴッホの絵が札幌の近代美術館に一挙にやってきたのです。

庭ストアの良品探索 4「セルローススポンジ」中井彩子：プラスチックを使わない生活を意識し始めた頃に見つけたセルローススポンジ。セルロースは植物性の食物繊維。見た目はプラスチックのスポンジと変わりませんが、燃やしても有害物質が出ず、微生物が分解すれば土に還る素材なのです。

アンタップトホステルのカモンコモン 2「春ですね」神輝哉：友人がシェアした「東京でネットカフェ難民が増えている」というニュース。ぼくは「札幌もそうなるんじゃないか」とコメントを添えて同じくシェアをした後で、ワンクリックで済ませてしまうことへの居心地の悪さと、「この人たちはもしかしたら明日の自分かもしれない」という不安に襲われました。

たべる、あそぶ、旅をする　佐々木智子：2021年2月1日、ミャンマーで国軍によるクーデターが起きました。その後、多くの市民が参加する抗議デモに対し国軍と警察は激しい弾圧を加えています。ミャンマーは私にとって長い付き合いのともだちのような国。困難な状況にあるともだちの、何か手助けをしたいと思っています。

KITCHEN

【新連載】太陽と土と料理人 1「札幌黄たまねぎ」吉田香織：玉ねぎの種を見たことはありますか？とても身近な野菜ですが、種を見たことがある人は少ないかもしれません。私も4年前に農業を始める前までは、玉ねぎの種はおろか、どのように育ち、いつどのように収穫するのか疑問に思うこともなく毎日レストランで玉ねぎを使っていたのです。

CHILD CARE

周さんの育児絵日記 6「ともだちの数」齋藤周：娘のともだちは、家にいる2匹の猫たちではないかと思う。毎日一緒に暮らしているというより、お互いに意識し合っているのがいい。

はるよしさんにきいてみよう：Q. 春義さんにとって、ともだちはどんな存在ですか？（庭しんぶん編集部）

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BOOK

「キノコと愉快な仲間たち」有田竜祐：ページをめくるたびに現れる美しくセッティングされたキノコと仲間たち。いつもは刻まれ焼かれ茹でられて食卓に並ぶあのキノコたちが、これまでに見たこともないほどに輝く瞬間。キノコだけでは輝けなかったかもしれない場面でも、ともだちに囲まれてとっても良い雰囲気です。『Mushrooms&Friends』Phyllis Ma