COVER STORY

お年玉：現在ではお正月におこづかいを渡す風習ですが、もともとは願いを込めた鏡餅を家族で分け合ってお雑煮に入れていたもの。つまりお年玉はお金ではなく「幸せに暮らせますように」という願いを分かち合うことなのです。近くにいる家族や友達、大切な仲間と幸せを分かち合えますように！

BOOK

家族団欒

絵本は、ある家族のお正月の風景を真上から描いています。普段は自分の家族以外をのぞくことってほとんどないから楽しい。のんびり誰かと過ごす時間って大切。特に何の予定もなくても会って一緒に過ごすだけで心地いい家族や友達がいるだけで幸せ。 こたつ 麻生知子

ただ眺めて語り合う図鑑

福音館書店の新シリーズです。1冊に7つのテーマで、全12巻です。普通の図鑑のような細かい解説がないのがいいところ。文字を読むのではなく、じっくりそのものを眺めて世界と出会う楽しみがあります。 いきものづくし ものづくし 全12巻

俳句をしよう

絵本を読んでいても、耳馴染みのいいフレーズは、よく見ると「5・7・5」になっているときがあります。語りかけるときも、聞くときも、音のリズムが整っていると心に残る。言葉には深さと密度がありますね。 ピッキーとポッキーのはいくえほん おしょうがつのまき あらしやまこうざぶろう ぶん / あんざいみずまる え

庭しんぶんの読者のみなさま

こどもには「大人のような自由」はありません。自由ってなかなか難しいし、時間がかかるんですよね。こどもは毎日大人の都合に合わせざるを得ないことばかかり。この本の主人公のラッセもそうでした。シロクマたちのダンス ウルフ・スタルク 作 / 菱木晃子 訳

PEOPLE

世界の庭びと 40
何でもできるけど貧乏な庭びと “ペーテルおじさん”

街外れのぼろ家で暮らすペーテルおじさん。自分の好奇心のままに世界中を旅してきたペーテルおじさんは、いろいろな国の言葉や楽器、鳥のさえずりも思いのまま。時計の修理に怪我の治療まで何でもできます。でもおじさんは、とても貧しい暮らしをしていました。それはたぶん、ペーテルおじさんがお金を稼ごうとは少しも思ったことがなかったからでした。

LIFESTYLE

最終回
お正月の話

父がアメリカ人のわが家。日本とアメリカの文化が入り混じった環境で育った。20代に入ってから、お正月が近くなると旅に出る習慣ができた。イスラム教の国モロッコの古い町・フェズを訪れた。まったくお祭りの気配がない町は、一人旅をしていた私にはほっとする場所で、今世界のどこかでは人々が浮かれてうきうきしていると思うとおもしろかった。（Amy Marie Barret）

NATURE

最終回
森の話をしよう

森の過去と現在を目を凝らし観察して、未来の森を想像する。人間の痕跡をたどってその意思や意図を汲み取った上で、今一番必要な「林業」の形を考えて現場に落とし込む。森、山、地面、地球、無限の集合体のうねりの中から導き出される、恐ろしいほど強く大きい残たい意思の中に身を委ねる。（足立成亮）

Birding at Home
庭に鳥を呼んでみよう！❷

餌台にどんな餌を置けば、どんな種類の鳥を呼ぶことができるでしょう。植物の種子（アワ、ヒエ、エゴマなど）にはスズメやシジュウカラなどのカラ類、アトリやシメなどのアトリの仲間がよく来ます。ほかにも果実類やパンや動物の脂身など、置く餌の種類によって全然違う鳥たちを呼ぶことができます。（先崎啓究・先崎愛子）

FOOD

わたしの味の素
大根のはなし

2021年、始まりましたね。ますは健康第一！冬野菜では大根、冬の果物ではリンゴ。調理に留まらず、効能までもがすばらしい！と実感している2つです。大根は食べ過ぎ飲み過ぎの荒れた胃腸を整えてくれたり、喉の痛みにも効いたり、ほかにも頭痛、発熱、ニキビ、冷え性……。効能だけではなく調理面でも無限の可能性を持つ大根、付き合えば付き合うほどハマっていきます。（安斎明子）

あふたぬ~んてぃ〜さろん 2
新しい地平線を求めて

2013年から2015年の3年間、新年の年明けに、かつて大阪市西区の工場街にあった「FLOAT」という廃墟のような場所で、「NEW O'MOCHI」という集まりを友人らと行っていました。この集まりは、「おもちが改めて存在を獲得し、自立する瞬間を見届けること。またはそれを国訓とした独立国」ということ何ですが、簡単に言うと、「新しいおもちのつき方を考え、それらをひたすら実践する」ということです。（南光照）

ARTS

新連載　月刊アートスクール 1
世界はアートでできている

美術と聞いて何を思い浮かべる？この世界にはたくさんの美術作品が存在する。美術館には絵画が飾ってあるよね。でも実は、作品があるのは美術館だけではないんだ。例えば、「コンビニ」にだってたくさんの作品がある。お菓子や飲み物の商品がそうだ。箱の柄やラベルを見ると、何だかワクワクしてこない？（吉田卓矢・吉田みなみ）

CHILD CARE

周さんの育児絵日記 2
父が気づいた大人の役目

ずり這いからハイハイ、掴まり立ちと成長する娘。娘との初めてのイベントの連続で、毎日が感動と喜びに彩られています。初めて一緒に過ごすお正月も、今までとは違ったものに見えるから不思議。（齋藤周）

さつきちゃんに育児絵日記 Day1238
気持ちの使い方を真似る人

さつきちゃん、自分に都合が悪いと「もうやだ！」って、目の前のこと投げ出して「え〜ん、え〜ん」と泣き出しちゃう。これ、たぶん彼女のわがままに堪忍袋の緒が切れて「もういやだ！勝手にして！」と放り出すときのぼくの真似です（笑）。（藤田進）

はるよしさんにきいてみよう

Q. 3歳の息子が夜中にうなされて泣き出しました。怖い夢を見たようですが、一体どんな夢を見ているのでしょう？（40代男性）

質問してみよう

PRODUCT

おうち時間のお供に

この長い冬の間、皆さんは何をしますか？毛糸や羊毛などを使って、何かつくってみるのはいかがでしょう。nic社の織り機は、縦糸と横糸で、簡単なものから本格的なものまでつくれるのでおすすめです。全4種類、用途に合わせて選んでくださいね。 Lotte（ロッテ）、Susi（スージー）、Ines（イネス）、Jutta（ユッタ）（ろばのこ）

カラフルな箱で整理整頓

年末の大掃除、たくさんの物の収納に悩んだ方も多いのではないでしょうか。D&DEPARTMENTのオリジナルボックスは、靴箱の型をもとに丈夫につくられていて収納におすすめです。2021年の限定カラーは赤。大きさは全部で5種類。 D&DEPARTMENTオリジナルボックス（名刺サイズ、子供サイズ、婦人サイズ、紳士サイズ、ブーツサイズ）（D&DEPARTMENT）

作り手と使い手の両方に信頼される店が、道具を囲む輪を大きくする

オ東京・合羽橋で明治時代から料理道具店を営む釜淺商店4代目、熊澤さんはインタビューでこう答えています。「僕らはものを作っているわけではありません。だから作っている方たちときちんと向き合っていかないといけないし、その方たちの想いを代弁しなければいけません」。店が作り手と使い手の間に入り、両方に寄り添う、そんな釜浅商店の良理道具（良い理がある料理道具）をぜひ一度お手に取ってみてください。