COVER STORY 食糧:太陽の光、土、水、小さな虫やあらゆる動植物たちの活動、地球上のすべてが誰かにとっての食べ物です。食べ物がなければ生きていけない。でも食糧問題はたくさんあります。家畜の飼育方法、食品ロス、飢餓。食べ物はあるはずなのに、みんなに行き届いていない。まずは自分が1年間で何をどのくらい食べているのか、知ることから始めよう。 BOOK 『ふしぎなたね』安野光雅:なまけものの男が、仙人から種を2つもらいました。それはふしぎな種で、ひとつは焼いて食べれば1年間はお腹が空くことがなく、もうひとつの種を植えると、来年には種が2つ採れるのです。安野光雅さんが2020年12月に94歳でお亡くなりになりました。安野さんが蒔いた、たくさんの種がこれからも良い実を結び続けますように。 『稲と日本人』甲斐信枝 さく / 佐藤洋一郎 監修:毎日食べているお米は稲の種です。稲と日本人のお付き合いは、遡ること二千数百年前。いまでは日本の風土をつくっています。この絵本はそこにたどり着くまでの歴史が描かれています。毎年休むことなく育て続けて、10年、100年、1000年……。稲より深く付き合ってきた植物はないでしょう。 『むしゃくしゃかぞく』ラッセル・ホバーン 文 / リリアン・ホバーン 絵 / 福本友美子:むしゃくしゃしてると、もっとむしゃくしゃしてやろうって、どんどん不機嫌になってやろうって、自分でもわかってるけど抜け出せないんですよね。このむしゃくしゃ5人家族もそう。砂利のおかゆとか、小石のスープとかを美味しくないってわかっていながら毎日食べている。もっと美味しいものがたくさんあるのにさ。 『少年キム』ラドヤード・キプリング 作 / 三辺律子 訳:「読むことは『体験』になる」本当にその通りです。ぼくも絵本を通して、いろんな体験をしています。文字を読むと、そこからいろんな風景や感情が身体の中に沸き起こってくるから、人間って本当に不思議です。ずっと気になっていて読んでいなかった『少年キム』を年末に読みました。ぼくはすっかり物語に入り込み、100年前のインドをキムと一緒に体験したのです。 紹介書籍:たまご L’OEUF / あひるのジマイマのおはなし / たべられるきのみ /...
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