庭しんぶん2018年10月号(#014)が刷り上がってきました。今回は、庭しんぶんが大切にしているテーマのひとつ「食べる」がテーマです。
先日、現在開催中の「庭しんぶん展」のオープニングパーティを開催。お集まりいただいたみなさんありがとうございました。「食事がおいしかった! 最高だ!」とお褒めの言葉をいただいています。庭しんぶん展は、庭しんぶんに掲載した内容を詰め込んだ展覧会。紹介した絶版本も含めできるだけ手に取れるようにしましたが、どうしても展示できないものがありました。それは食事。庭しんぶんには日常的に畑仕事をしたり、家畜を育てている人たちが集まっています。でも、山羊や牛を展示するのは難しい。そこで展覧会が始まる前日にパーティを開催し、みなさんに庭の仲間たちの料理を味わっていただくことにしたというわけです。すると、すごい料理が揃ったんです。おいしかった。とにかくおいしかった。
「こどもとにわのおはなし」を連載してくれている「やぎや」のながたさんは、鹿肉のソーセージ、山羊のチーズやパンを。アドナイチーズ工房の堤田さんがカチョカバロを。今年最大の展覧会を開催してくれたARAMAKIの村上さんと鹿川さんが鮭カレーを。「私の味の素」を連載してくれている「たべるとくらしの研究所」の安斎さんがりんごのクラフティなどデザートを。そして7号「そなえ」特集に寄稿してくれた菅野牧園の菅野さんが飛び入りで、自家製牛肉のハンバーグや牛肉の赤ワイン煮のペンネを。
最高の夜でした。おいしすぎて展覧会を見ることを忘れてしまった方がたくさんいらっしゃったようですが、展示は見逃せません。楽しいですよ。最大の見どころは編集長・藤田進の部屋でしょうか。一度足を踏み入れるとなかなか抜け出せません。本棚に『子どもと昔話』という小冊子が置いてありますのでぜひ手にとってみてください。小沢健二さんの連載「うさぎ!」が、パーティのフードに負けないくらい最高です。