こどもの権利


あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、今年も庭しんぶんの発行は続きます。新年第1弾の庭しんぶん2019年1月号(#017)の特集は「こどもの権利」。新年早々、編集長がなんだか難しいテーマを持ち出してきました。いつも以上に編集会議を重ねました。その中で特に印象に残ったのが、こどもの権利を「奪うのも大人、守るのも大人、整えるのも大人」という編集長の一言。彼にとっては当たり前で、わざわざ大声で言うことでもないようでしたが、僕にとっては新鮮で、わかりやすくて、この一言が文章に残っています。こどもの権利を知るのに役立つ本として紹介されていた中で気になったのは、マーク・ジュリーとダン・ジュリーによる『おじいちゃん』。息子と僕にこれから訪れる未来が描かれている気がしました。原題は『Gramp』。表紙には「A man ages and dies. The extraordinary record of one family’s encounter with the reality of dying.」と書かれています。といっても僕の父は元気ですから、ずいぶん先のことかもしれません。


『おじいちゃん』は絶版なので編集長に借りて、息子と一緒にみました。時々、おじいちゃんの曾孫のヒラリーという女の子の言ったことが書かれているのですが、息子は自分と年齢が近いヒラリーの発言が面白いようす。「おわりに」に書かれているおじいちゃんとヒラリーの話が素敵なんです。ぜひ図書館で探して、こどもと一緒に読んでみてください。

そうそう、庭しんぶんでは新しい連載がいくつか始まっています。大阪在住の写真家伊東俊介さんは、いとう写真館で全国を旅しています。そんな彼が旅先で撮影した写真を掲載する連載「新◯日本シリーズ」がスタート。庭しんぶんにD&DEPARTMENTの47都道府県を持ち込むつもりはなかったのですが……。そして、今号からは、いつか一緒に何かしたいと思っていた僕が大好きな編集者、川村庸子さんの連載「パパが死んだ!」も始まりました。伊東さんは大阪在住、庸子さんは東京在住。タイについて書いてくれている大原美穂さんはタイ・チェンマイ在住。庭が少しずつ広がっています。それから、少しずつデザインの冒険もできるようになってきました。今号で錯視の実験をしてみたんです。「見えるかな? いや、もしかすると見えないかもなぁ、心配だなぁ」と、ドキドキしながら刷り上がりを見たら…… 丸見えでした…… 懲りずに続けます。そうそう、編集長は何も言いませんが、今号で『おじいちゃん』が紹介されているのは、川村庸子さんの連載「パパが死んだ」とも関連しているのでしょう、きっと。

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