庭しんぶん次号のテーマは、「おばけ」なのです。5月のテーマは「おさんぽ」でした。その特集記事の最後に、もし、編集長に出会ったら「今日お散歩しましたか?」と聞いてくださいね、と書いていたもので、たまに尋ねられます。僕の家の近所では、春ゼミの騒々しさがすっかり静かになって、鳥たちは変わらず賑やか、虫たちが一気に勢いづいて、果樹が実り始めました。お散歩つづけてます。
庭しんぶんのテーマは、編集長の独断と偏見で決められることが多いのですが、自分たちの身の回りに起こっていること、直面していること、こどもと分かち合いたいことなど、なんとなくの計画はあるものの、その時々の気分や出来事に合わせてライブ感満載で決めていきます。
おばけをテーマに選んだ理由は、ある少年との会話でした。遠方にドライブしているときに、山道のトンネルでおばけの話になったときに、「おばけの存在は科学で証明できないからいないよ」と彼が言ったのでした。でも、やっぱりちょっと怖いみたい。そこで、もう少しつっこんで取材(笑)を進めてみることに…。「では、おばけがいないことは科学的に証明されているんですか?」と尋ねてみると、彼は、はっとした表情で「やっぱいるかも」という結論に達したのでした。それにしても、おばけってどういう存在なんでしょうね。ということで、特集のテーマになったのでした。ただいま8月号の庭しんぶん製作中です。