君も僕も猫も大好きなカレーライス

みんな大好きカレーライス。カレーライスの具材はほとんど畑で簡単に作ることができます。そりゃそうです。お肉以外はじゃがいもとニンジンと玉ねぎがスタンダード(だと思います)。どれも北海道を代表する農作物です。畑を始めたけれど何を植えたら良いのか悩んでいる人には、何を食べたいのかを考えることをおすすめしています。例えば僕はボロネーゼが好きだから、トマトとニンニク、セロリ、ニンジン、玉ねぎ、ハーブ各種を畑で育てています。カレーはじゃがいもとニンジンと玉ねぎだけでよいので、畑からの具材だけでカレーを作るのは意外と簡単。でも、じゃあ今からやってみようかと思ってももう手遅れです。残念ながらじゃがいもと玉ねぎを育て始めるには遅すぎます。ただ、まだ間に合う作物があります。それがニンジンです。僕はこの時期に撒く蒔くと春にまいたものよりも少し小さくなってしまうのですが、上手に作る人もいます。ニンジンの栽培は比較的単純です。もしもプランターで育てるのなら深さのあるものを使いましょう。5ミリほどのくぼみのスジを作り種を蒔きます。なるべく1粒ずつ小さな粒をくぼみに落としていきます。そして薄く土をかけてあげればオーケー。あとは水をあげます。発芽したら今度は草取りが大切です。これをサボると小指くらいの小さいニンジンになってしまったりします。この作業は少しなら楽ですが、沢山ニンジンを蒔いた人にとっては中々骨の折れる作業。農家さんは1日中地面にくっついてニンジン畑の草取りをしています。それと大事なのが間引きです。もし近くに隣り合っているニンジンがあるのならどちらか(普通は小さく弱そうな方)を問答無用で抜きましょう。この時かわいそうとか思わないのが、ちゃんとした収穫をするためのポイントです。「2人参育てる者は、1人参をも得ず」ということです。夏の初めはニンジンを蒔いて美味しいニンジンの入ったカレーライスを食べましょう。

ニンジンの絵本を購入

 

小笠賢杜(おがさけんと)
ばうあー日和という名前で札幌市西区小別沢と北区新琴似で農薬を使わずに野菜を栽培。夏は札幌市内のいろいろなところに出没して野菜やハチミツを売っている。庭ビルの前にもたまに出没。最近は家の中に農産加工工場をつくろうと改装中。趣味は旅をすることと猫を吸うこと。