春分の日

春分がやってきました。ぼくは、地球暦というカレンダーが好きで、毎年使っています。地球暦は、春分から始まるカレンダーです。時間は直線はなく、螺旋で捉えたほうがいい。そのことを教えてくれる暦です。ぼくたちは、物理的にも太陽の周りを回っていますし、時間というのは、今自分が宇宙のどこにいるかという場所を知るための概念です(あ、なんかとっても説明不足)。それに、時間って、螺旋で考えるととってもよく理解できるんですよ。

春が迫ってきてます。雪がどんどん溶けています。水が大地を駆け巡ってる。ついこの前まで、厳しい冬がやってくるなぁと思っていたのですが、気がついたらもう過ぎていきました。もう春。雪が溶けて、ふきのとうが顔をだしてます。そして、もう少しするとクロッカスなんかが出てくるでしょう。大地から生命力がグイグイ芽吹いてくる感じ。そのエネルギーを既に感じる季節になってしまいました。その植物が育つという力を使って、ぼくたちは、野菜や穀物を育てます。ええ、つまらない前置きはさておき、そうなんです。そろそろ畑の計画を立てなくてはなりません(汗)。

今年は、すこし不思議な実験をする気がしています。庭の畑では、昨年に種を蒔いてあるライ麦が育っています。それ以外は、ハーブ類を中心に自分たちが生きていくために必要なものを栽培しながら、搾取するのではなく、小さな循環を意識しながら、野菜や穀類を栽培してみます。たぶん、耕さず、肥料を入れない方法に挑戦することになりそうです。有機栽培じゃなくて、自然農法の方向で。この違いはいつか説明しますね。

そのためには、そこにある場所、そこにある土、そこに住む微生物たち、そこに関わる人間……。そういう環境の土台に少しずつ作っていく作業になります。ということで、納屋を3歳の娘と一緒に掃除しています。納屋の2階に文庫とワークスペースを作るのが今の夢。こどもと一緒にいまを生きる。それがとても楽しいなぁ。