子どもたちよ 灯台のようであれ!

この絵本に出会ったのはもう4年以上前。手に入れたときに、マリノフスキーの言葉に、えらく感激して、それからはぼくにとってとても大切な一冊になっています。

この絵本に出会った時、早速、作り始めたばかりの庭しんぶんでも紹介し、お店にもおこうと発注をかけたところ、在庫が残りわずかな上に、その後は重版はしないと知り、ついつい、残っているものを仕入れたのです。

「こんな最高な一冊が店に置いてないなんてありえない!」

そう思ったのです。案の定、4年経っても再販されておらず、新品は中古で高価で販売されているのをチラチラ目にしながら、まだまだこの本を届けることのできる絵本屋であることを誇りに思ったりするのでした。

”わたしの本は 呼びかける。 「子どもたちよ 灯台のようであれ! くらやみで 航海できない人たちのために 明りで行く手を照らすのだ!」”

 この言葉は、この本の一節ですが、「こどもを見下さない」とか「こどもと同じ目線で対等に」とかではなく、こどもを人生の航路を導く光とする、「こどもをみあげる」そういう言葉だと受け止めています。

見下すとか、同等って、どっか上から目線なんですよね。見上げるっていうのが一番事実に近い気がするのです。この感覚っておかしいですかね……。

まだ、庭ストアには在庫がありますぜ(笑)。 こちら!