庭しんぶん #086「谷川俊太郎」
COVER STORY
谷川俊太郎:
詩人のような詩人
詩人のふりしている詩人
BOOK
たくさんの絵本を、
しかも、こんなにもたくさんの絵本作家と
一緒につくった詩人は、
谷川俊太郎さんだけなのではなかろうか。
僕は、彼の言葉に助けられたり、
育てられたり、
どきどき、ハラハラしたり。
文字って、
こんなにも心を動かすということを
教えてくれたのも谷川さんでした。
谷川さんと13人の絵本作家の
絵本をご紹介します!
もこ もこもこ / あな / きもち / ことばあそびうた / あいうえおうた / ままです すきです すてきです / いっぽんの鉛筆のむこうに / かないくん / みみをすます / にほんご / 月 人 石 / そしたら そしたら / むかしむかし
こどもと本に囲まれて 20冊目
偉い人になるには......
いつも元気なHさん。「どうやったら偉い人になれる?」と珍しく浮かない顔。これは難しい質問だと思いながら、「それはどんな人のこと?」と聞くと、ハロウィンで商店街を回ったら、店の奥から出てくる偉い人(たぶん店主)がたくさんキャンデーを持っていたから羨ましかった。自分も偉い人になってキャンデーをいっぱい持ちたいということでした(わかるよ。私もこどもの頃、大人になったらミルキーを箱で買おうと思っていたので)。(川上稚草)
PEOPLE
世界の庭びと83 オルフェウス
木々や岩も聞き惚れる詩を紡ぐ庭びと
ギリシャ神話に登場する伝説の吟遊詩人。彼が竪琴を奏でて歌うと、人間だけではなく、動物、草木や岩も耳を傾けるほどの腕前。僕は草木や岩が聴きたいと動き出してしまうようなオルフェウスの歌を聞いてみたいなぁと、そのメロディを想像したりしています。(藤田進)
LIFESTYLE
いい時代 GOOD TIMES 第2回
家具
僕の仕事は、数十年から80年くらい前につくられた、イスやテーブルといった家具を売ることです。ヨーロッパの北のほうにあるデンマークとフィンランドでつくられたものが多いのですが、その国の人たちが長い間使っていたものばかりで、汚れていたり、壊れていたりすることもあります。でも、最近の家具よりも高級な木が材料に選ばれていたり、長く使えるようにきちんと計算されているものが多く、磨いたり修理したりすれば、まだまだ使うことができるんです。古びた味わいがあって、新品の家具にも負けない、いいところがたくさんあります。(空閑理)
TRAVEL
いとジュニの今月のタンザニア 21 最終回
帰国
カムシシの村を離れる日が来た。一年間過ごすうちに、自分は完全にこの家族の、この村の社会の一部になっていた。そのもとを去ることは自分の体が引きちぎられるような思いがした。自分の大事な服なんかを形見の品のように家族に渡して家を出た。村のバス停はいつもの仲間との溜まり場にある。
「おい、ユウキ。今日はどこへ行くんだ? ムカタ(隣の街の名)か?」仲間たちに聞かれる。
「今日はジャパンだ」
「そうか、戻ってくるときは若い日本人女性を連れてきてくれよ」
「わかった」
何度も繰り返した定番のジョークだが今日はジョークではない。今日もジョークであってほしい。
(いとジュニ)
TOY
おもちゃの研究所 9
粘り強く目的地を目指す
今回紹介する「ラビリンス」は発売から40年近く経ちますが、いつも新鮮な喜びをくれる存在感たっぷりの一品。ミッションは、迷宮から自分が必要な宝を見つけ出すこと。しかもその迷宮は、順番が回るごとに動くのです。これまでこのゲームでどれだけ多くの人たちが楽しんだんだろうなぁ。頭の中で道を組み替えて、たどりつきたいところを目指します。僕も今、いろいろ頭の中を組み替えて、自分の歩むべき道を組み立てているところです。ボードゲームは、どんな力を使うかが大切なポイントです。(藤田進)
CHILD CARE
ゆかいな三にんぐみ
day 1151 眠りの間に
こどもたちが眠っていると、わが家はとっても静かです。小学1年生の娘は、朝起きてすぐに、ご機嫌に歌を歌い出しました。目覚めたばかりの脳みそはクリエイティブになると、ハーバード大学の研究であるそうです。夢を見る浅い眠りのレム睡眠から目覚めると、夢のような摩訶不思議なことが思いつきやすい脳みそになっているのかもしれないですね。(藤田進)
はるよしさんにきいてみよう
Q.4歳男児、勝ち負けにこだわるようになってきたことにどう向き合えばいいかわかりません。(30代・男性)
PRODUCT
終わりは始まり!
庭ビル1階オーブンユニバースから有田です。さて、この連載を始めて今回で40回目くらい? 毎度テーマに合わせた無理やりのおすすめ商品紹介を続けてきましたが、今回で最終回!(お店は続きます!)最後だからといって特に変わりませんが、谷川俊太郎って名前はよく知っているけどどういう人物なのかはよく知らない! これまであまりにも目にしすぎて、知らぬまま知った気になり通り過ぎていたわけですが、今回は毎号日常的なものを一つテーマに決めて、多角的に掘り下げる雑誌MacGuffin(マクガフィン)をピックアップ。鎖やデスク、ボトルに丸太など、わざわざ考えないけど考え出すと止まらない、シンプルだからこそおもしろい世界が広がっています。最終回だけど新連載?! 終わりは始まり! また来月☆「MacGuffin」(有田竜祐 / Oven Universe)
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出版・販売元: 庭