少年時代に熱中して遊んだこまですが、回せる場所や機会がないと遊びってできないですよね。それを守るのも大人の仕事だなぁと、おばけたちのゆかいなこま回し大会を見ながら感じたのでした。 西平あかね さく    

みんなの人気もの、ぐりとぐらのクリスマスのお話です。森で雪合戦をしていたぐりとぐらは、雪の上に大きな足跡を見つけます。足跡をたどってみると……ぐりとぐらの家のドアの前で消えているじゃありませんか。「だれのだろう？」森の中で見つけた大きな足跡は誰のものなのでしょうか。お話の最後は、楽しくて幸せな気持ちになりますよ。 なかがわりえこ / やまわきゆりこ

サンタはプレゼントを届けてくれる不思議なおじいさん。クリスマスの前日から、プレゼントを届ける準備を始めます。身支度を整えて、ごはんを食べて、ソリを出して、プレゼントを積んで、さあ出発。大変な仕事ですよね。終わる頃にはすっかりクタクタになっているんじゃないかなぁ。さて、サンタは一体どうやってクリスマスを迎えるんでしょうね。 レイモンド・ブリッグズ さく・え / すがはらひろくに やく

みんな知っているしめかざり。けれどそこに込められた思いは意外と知らないかもしれません。地域や作り手によってこんなに違う形があったなんて驚き。一つひとつの形や飾りに、ちゃーんと意味があるんです。 森須磨子 文・絵    

こどもの頃、家族で除夜の鐘をつきにいったことを思い出しました。細かいところはもちろん違いますが、その時の私はまさにこの男の子でした。男の子の気持ちが、版画で静かに伝わってきます。 とうごうなりさ さく

北海道では真冬にたこ揚げはしないのですが、「お正月にはたこ揚げて～」と歌うので新年の行事だと思っています。糸を引くとぐんぐん空高く舞い上がっていくたこ。あの感覚はこどもたちにも味わってほしい。 加古里子 さく    

お正月を迎える、ある家族の様子が温かい目線で描かれます。障子を張り替えたり、餅つきをしたり、門松を飾ったり……今ではすべてしている家は多くないと思いますが、絵本が教えてくれます。 西村繁男 さく    

柳生さんのわらべうた絵本シリーズ。「もちっこやいて」というわらべうたを知っていますか？ 餅を焼くことをそのまま遊び唄にしてるのですが、生活を遊ぶ感じがいいのです。何でも遊びになるなぁ。 やぎゅうげんいちろう さく