レナレナは、どこにでもいる普通の女の子。誰だって真面目ぶってるけど、頭の中ではいろんなヘンテコなことを考えたりしてるんだよ。いいことだって、悪いことだって、恥ずかしいことだって、 ありえないような恐ろしいことだってね。それが普通ってこと。でも絵本には、お行儀のいいことばかり書いてあるって? この絵本は違うよ。 本当はね、絵本は誰になんと思われようとも自由でなくちゃならないんだ。だって、こどもは自由じゃなくちゃならないからさ。レナレナは、自分が何をどう感じるのかってことを大切にしています。それがいいと思うんですよね。だって、自分が感じている気持ちを自分でわからないと、生きるのが大変ですもん。
ハリエット・ヴァン・レーク 作 / 野坂悦子 訳
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