松本大洋の絵につられて、 読み始めてしまいました。松本大洋ファンとしては、なんともたまらない絶妙な草山万兎さんとのコンビ。動物と向き合い続けてきた草山さんの生半可じゃない世界が広がっていました。 はっきり言ってむちゃくちゃな展開なんです。でも最後まで読み終わって、ようやく草山さんが見ている風景がはっきりと立ち上がってきました。現代社会から隠れて生活をしている古代文明への旅。謎に満ちたままですが、そこの楽園のようで合理的な社会。そして、そこに秘められている太古の秘密 。進化や動物の生態をよく知ってる著者が、常識を覆して表現する動物たちの世界には、強烈な想いが混濁しながら湧き出してきています。この物語を誰かと共有したいなぁ。同じ気持ちの人がいたらぜひ声をかけてください。
草山万兎 作 / 松本大洋 画
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