庭しんぶん #001（2017年9月号）、創刊号です。 だいじょうぶ こわいことないよわたしは、むかしね・・・ わたしは、むかし、こころをのぞいたことがあるのだよ。ねぇ、きみ。光をみる目があって、音をきく耳がある。匂いをかぐ鼻があって、世界を味わう舌、触れるための皮膚がある。こうして、わたしは、たくさんのことを感じる。五感ってやつだね。それを取りまとめているのがこころさ。 こころは、まず、からだが感じたことをあつめる。そして、指揮者のようにひとつの音楽にむすびあわせるんだ。わたしが、あることを感じとれるように。その秘密をわたしは子どものころにマイスター・ホラから聞いた。おっと、時間がきてしまった。つづきは直接、彼からきいとくれ。そのあることってのはね、年を重ねるたびに美しさが増していくのさ。 ー巻頭より  

庭しんぶん #002（2017年10月号）です。 あいだにあるもの。たとえば、〈しあわせ〉。これはぼくとだれかのあいだにあるもの。荒野でひとりで死んでいった若い旅人が孤独の中で日記に書き残した言葉。”幸福が現実となるのは、それを誰かと分かち合う時だ”。しあわせはあいだにあるもの。 あいだにあるもの。たとえば、＜えほん＞。これはこどもとおとなのあいだにあるもの。人生の大半を費やし絵本の中に答えを探し続ける中年の旅人の書き残した言葉。”えほんは、生きてる幸せを分かち合うための道具だ”。しあわせはおとなとこどものあいだにあるもの ー巻頭より

庭しんぶん #003（2017年11月号）の特集は「クリスマス」。クリスマスってなあに？サンタクロース？ プレゼント？庭しんぶんがお届けするクリスマス、はじまり、はじまり。

庭しんぶん #004（2017年12月号）の特集は「あそび」。年末の特別号。「あそび」ってふしぎだと思いませんか？ええ、庭しんぶんも大いなるあそびなのでした。 おとなたちよ こどもにしっかりとよろこびに満ちた「こども時代」を手渡しなさい おとなになってから老人になってから彼らを支えてくれるのはこども時代の「あそび」です ー巻頭より

庭しんぶん #005 （2018年1月号）の特集は「きく・聞く・聴く」。こどもの話をきく、自然の音をきく、夫や妻の話に耳を傾ける。きくって、何かを結び合せる大切な役割があるみたい。

庭しんぶん #006（2018年2月号）の特集は「ふゆのすごしかた」。どこもかしこもまっしろけ。こどもははりきって雪あそび。さむーい冬、昆虫や動物たちはどうしているのでしょう？ 冬だからって、ひま？ やることがない？なんて間抜けなセリフだこと。 春は花を見て、夏は太陽を浴びて秋は落ち葉を踏んで冬はたっぷりあそんで、春を待つの。 やることがないんじゃないわ。やることをわかってないのよ。 ー巻頭より

庭しんぶん #007（2018年3月号）の特集は「そなえ」。明日何があるかだれも知らない。3.11から7年。明日のために何を備えましょう？ おとうさん、音楽かけて。踊れるミュージック。いますぐ 踊りたいんだ。そう、いますぐね。 ー巻頭より

庭しんぶん #008（2018年4月号）の特集は「まよい」。春が近づいてきましたよ。みなさん、まよったらどうしていますか？ まよっていいから、自分に大切なものを探し出せ、って、エイミーが。ぼく、いってくるね。 ー巻頭より