君たちがとっても楽しみなことがあって、ワクワクしていたとする。しばしば大人は、その気持ちを台無しにするようなことを言ってしまうことがある。言いたくないんだけど、ついつい言っちゃう場合もあるし、君たちの気持ちに気がついてあげられなくて、無神経に言ってしまうこともある。君にとっては、その時その瞬間のその「気持ち」がとっても大切なのにね。その場合、謝るのは大人の方なのに、いつも健気にいてくれてありがとう。 この絵本に登場する大人は、こどもの気持ちを大切にしてくれてる。実はさ、こういう絵本って大人も、君たちに読んでるふうに見せかけて、こっそり自分に言い聞かせたりもしてるんだよ。
筒井頼子さく / 林明子 え
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