COVER STORY

月：

夜空に向かってこんばんは
君、月のことどれくらい知ってる？

BOOK

月と太陽

地球は太陽の周りをぐるぐる回っている。

エネルギーの源は太陽だ。

どんな時でも、誰にとっても

分け隔てなく、光を照らす。

月は、地球の周りをぐるぐる回っている。

調和の源は月だ。

見える姿は変わるけど、

変わることなく、空にいる。

さて絵本は、

月と太陽をどう描く？

こりゃ、選び切れないなぁ。

もしきみが月だったら / すてきな 三にんぐみ / ムッシュ・ムニエルとおつきさま / つきよのおんがくかい / 月へ行きたい / 月の満ちかけ絵本 / まんげつのよるまでまちなさい / つきよ / こどものとも1986年6月号 びすけっとのかけらがひとつ / 太陽と月 / ？あつさのせい？ / よあけ / あつい あつい / こどものとも年中向き2020年9月号 つきの かがやく よる / ひまわり / 朝ごはんは、お日さまの光！ / スロバキア民話 でてきて おひさま

こどもと本に囲まれて 19冊目
おもしろい本もあるんやな

「文章を読むのが嫌いで、国語のテストで点が取れないという中学生の家庭教師をすることになりました。まずは絵本を一緒に読んでみようと思うのですが、選んでもらえませんか？」と学生。性別と年齢しかわからない状態で、とにかく8冊選びました。翌週、反応のよかった本や趣味などを聞いたうえで、選んだ本を持っていく。それを何週も繰り返し、読むことを楽しみ始めた時、「おもしろい本もあるんやな」とつぶやいたそうです。（川上稚草）

PEOPLE

世界の庭びと82　かぐや姫

月から地球へ引っ越してきた庭びと

日本で最も古い物語といわれる竹取物語のかぐや姫。竹から生まれた美しい姫。この地上でひとときを過ごして、月の都へ戻っていくまでの物語。どうしてかぐや姫が月の都から地球にやってきたのでしょうね。月の都で何があったのだろうか。そんなことを考えてしまうのです。（藤田進）

LIFESTYLE

いい時代  GOOD TIMES  新連載
いちばんいい時代に生まれてきたね

僕が毎日ごはんを食べられること。僕が家族みんなと元気に一緒にいられること。僕が学校で勉強できること。僕がテレビを見られることも、走れることも、歌えることも、毎晩お風呂に入ってゆっくり寝られることも、それが何よりうれしいんだと。いちばんいい時代に生まれてきたね、と言われて、ぼくはとってもうれしかった。何かとてつもない贈り物をもらったような気分でした。その贈り物の名前は、もちろん「平和」だったんだけれど。(空閑理)

TRAVEL

いとジュニの今月のタンザニア 20
もうすぐ日本に帰る

カムシシに引っ越して1年、タンザニアに来て1年と8カ月が経った。衣食住を自分で賄いながら暮らすことを志し、土地を借りて、畑を耕した。だましたり奪ったりせずに、目の前の自然の生き物たちと共に豊かになっていくような暮らしがしたかった。（いとジュニ）

TOY

おもちゃの研究所 8
世界を形づくる材料

ふわっと頭の中に思い浮かんだ、小さな世界を形にする。しかも平面ではなくて、立体で表現する時に活躍するのが積み木です。少し大げさにいうと、構造物を設計して、建築する遊びなのです。木の枝や砂、落ち葉や石ころなど、いろいろな形の自然物でつくるのもいいのですが、思い浮かんだ時にすぐ形にできるように、そして何度も再現できるようにつくり出されたのだと思う。（藤田進）

CHILD CARE

ゆかいな三にんぐみ
day 1123　かっぱに変身する人

きゅうりを切ると、まだほかの料理がそろっていないのに、いつの間にかお皿が空っぽになります。「誰が食べたの？」と聞くと「ケッケッケ」と笑うばかりで答えません。これはもしかすると娘ではなくて、きゅうりが大好物な妖怪なのではないかと疑っていたのですが、どうやら勘は当たっていたようです。雨の日に、頭にお皿を載せて正体を現しました。（藤田進）

はるよしさんにきいてみよう

Q. こだわりを持ち始めた4歳の兄と、兄と遊びたい奔放な2歳の弟、できる限り2人の望み通りにしたいのですが両立が難しい……どう立ちふるまうべきでしょうか？（30代男性）

質問してみよう

PRODUCT

宇宙旅行のお共に

月にお餅をついているうさぎがいるっていうのは一体何なのでしょうか？ 小さい頃よく月を見ては、うさぎが見える気がする日もあったなぁと、ふと思い出しました。さて今回は、万が一月に行く時に聴きたい作品をピックアップ！ 未知の月への不安を過剰にあおることもなく宇宙的な雰囲気もちょうどいい感じ。しかし、アポロ宇宙船は月に行くまでに3日間以上かかったらしく、「3日間も宇宙で宇宙っぽい音楽はさすがに嫌かもしれない……」という心配の声も聞こえてきそう。ご安心ください、しっかりと地球を思い出せるような土着的な要素も共存した「地」と「宇宙」のバランスがよいアンビエント / ジャズ作品です。先日、月の隕石を蒸留したというクラフトジンを購入してみました。「Cavalcante」 funcionário / Holuzam(有田竜祐 / Oven Universe）