全国各地で個展を開催しつつ、愛くるしい動物が登場する絵本を刊行してきたMAYA MAXX。庭ギャラリーで原画展を開催するのは2回目です。『ぱんだちゃん』『さるがいっぴき』の原画に加えて、天を見上げる粘土のうさぎたちがギャラリーに並んだとたんに、会場全体がMAYA MAXXらしい息吹に満たされた2019年の原画展は、親しみやすいのだけれど、凜とした空間でした。
今回は、2024年冬に刊行された最新作『エゾシカ』の原画がギャラリーを彩ります。北海道に移住したMAYA MAXXが全身で感じた雄大な自然、そしてエゾシカとの出会い。原画は雄弁に作家の想いを語ります。
MAYA MAXXは、2025年1月9日に天国へ旅立ちました。もうこの世にはいないけれど、絵と言葉はあの時と変わらずに私たちに語りかけてきます。優しさと強さに満ちたMAYA MAXXの世界を感じてください。