D&DEPARTMENTで富山県の伝統工芸品・八尾和紙をつくる桂樹舎の和紙小物をご紹介します。
富山 桂樹舎の和紙小物
2021.9.20.Mon ー 10.30.Sat
富山 桂樹舎の和紙小物
2021年9月20日(火)ー10月30日(土)
D&DEPARTMENT 庭ビル1階
驚きの手触り
和紙と聞くと、薄く繊細は紙をイメージする方も多いと思いますが、八尾和紙はとっても丈夫なんです。富山県・八尾町は、古くから日本アルプスの雪解け水を使う和紙の産地でした。それは、文房具や障子紙、売薬さんの薬袋に使われる加工品のための和紙です。明治時代までは、多くの家庭で農業ができない時期につくられていたそうですが、それ以降は、機械漉きの紙やプラスチックなどの代替品が登場し、和紙の製造は下火になっていきました。そんな中、八尾和紙の創業者、吉田圭介さんは故郷の紙を未来に残したいと、後の桂樹舎となる紙漉きの会社を始めたのです。現在も昔ながらの製造法を守り、手作業で和紙小物をつくり続けています。
冷たい水の中で漉いた和紙は、乾燥させた後にこんにゃく芋を液状にした糊を塗り、手で絞ることによってシワをつけます。こうすることで、まるで布のような、水に濡れても破れない丈夫な紙になります。色柄をつける工程も全て手作業で行われます。桂樹舎の商品は、触ってみると、その紙とは思えない丈夫さに驚きます。今回は、書類を入れる文庫箱やノートカバーのほか、小銭入れや、なんとクッションまで豊富な商品が揃います。ぜひ店頭で手に取ってみてくださいね。