山にきのこ狩りに来たエンさんが出会ったパンダの子。ファンファンと名づけて育てることにしたのでした。作者のさくらせかいさんは、男三兄弟の末っ子。幼くして両親を亡くし、彼は養父母に育てられたそうです。この話を聞いた時に、この物語に込められた想いが深く理解できました。家族の形は、百人百様。お父さんだって、こどもだって百人百様ですもんね。この物語のように、「ながい ながい つきひ」が家族の形をつくっていくのかもしれません。 さくらせかい さく

バーナディン・クック ぶん / レミィ・シャーリップ え / まさきゆりこ やく

いちご畑の地下に住んでいる小さなおばあさん。彼女には、ある時期になるとやらなくてはならない、大切な仕事がありました。ある時、外の様子を伺うと、あら大変！さあ、小さなおばあさんの大切な仕事はどうなってしまうのでしょうか？ わたりむつこ さく / 中谷千代子 え

大阪YWCA 千里子ども図書室 案 / ごんもりなつこ 絵

1985年に出版されたこの絵本。時代の雰囲気がそのまま絵本に閉じ込められています。お父さんと自転車に乗ってひゅーっと保育園に到着 。帰りは同じ道をお母さんとゆっくり歩いて帰ります。行きと帰りをよ〜く見てみてくださ い。きっといろんな発見がありますよ。 神沢利子 さく / 林明子 え

僕の大好きな「たくさんのふしぎ」の創刊号。この創刊号をつくったのが、谷川さんと堀内さんだなんて、それだけで大興奮です。本も創刊号っぽくて、とても実験的で荒っぽい感じがまたいいんですよね。 谷川俊太郎 文 / 坂井信彦ほか 写真 / 堀内誠一 絵

赤ちゃんが言葉を覚え始めると、「わんわん」というフレーズは上位に入る気がします。犬って、小さい子にとっては、目線も近いし、巨大だろうなぁ。どう見えているんでしょうね。犬はとても身近な存在なんですね。 グレース・スカール さく / やぶきみちこ やく

山姥に馬をすっかり食べられてしまいました。捕まったら食べられてしまうので隠れたら、そこはなんと山姥の家でした。そこから逃れるために知恵を使います。そこでねずみのおしっこの温かさを理由に……。   おざわとしお 再話 / 赤羽末吉 画