木は根で地面としっかりつながって、そこを動かない。僕たちは、地面には根を下ろさないけど、いろんな人とつながることや、物事を深く考えることで、世界に根を張り巡らせる。根を張るってとても大切なことなんだ。でも、この物語に出てくる小さな木のように、毎晩のように根をふるわせて、もがきながら地面から抜け出さなきゃいけない時もある。動けないはずの木が歩きだしたようにね。ぼくも、そんな根が持てたらいいなって思う。さて、この小さな木は何のために根を抜いたんでしょうね? 読んでみてくださいね。
ボルクマン さく / セリグ え / はなわかんじ やく
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