とっぷりと文字の世界に入り込めると人生は豊かです。ローラの話をする仲間ができるのは、僕の幸せのひとつでもあります。ぼくは年末になるとこのシリーズを手に取って、眺めるようにしています。もう何度も読んでいるんだけど、読み始めるとなかなかどうして、結局読んでしまうのです。このシリーズの中でクリスマスの場面がいくつか出てきますが、『長い冬』に出てくるクリスマスは、そりゃもう厳しい。食料尽きかけ、吹雪は来るし、汽車は来ないし、マーケットは空っぽ状態なんだけど、最後まで読むとね……すてき(あっ、ネタバレ注意!)。
ローラ・インガルス・ワイルダー 作 / 谷口由美子 訳
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