冬が近づき、寒い日が続きます。ストーブのそばで、ひろこさんは森で出会った生き物たちに手紙を書いています。そして、大きなもみの木に手紙をつけていきました。「待つ」ということは大切な営みですね。 片山令子・さく / 片山健・え

自分の気持ちがわかりますか？「きもち」って、自分でもわからなくなることが多いです。誰かと話してみるといいのですが、 どこか素直にそれができない時もあります。そんな時にはこの絵本を開いて、眺めてみましょう。どれかに当てはまったりすると、自分の気持ちを見つけることができます。 谷川俊太郎 ぶん / 長新太 え

こもりまこと さく

自分が苦手なことをいとも簡単にこなす人に会うと、うらやましいと思うのは当たり前。野菜づくりが得意なマグばあさん。お料理が得意なメグばあさん。ふたりは、自分にないものを持つお隣さんと、なかなか仲よくできません。仲よくできればとってもすてきなことが起こるのにね。そこへ、迷子のつるがお互いを結び合わせるのでした。さて、いがみ合っていた2人は、どうやって仲よくすることに成功したのでしょうか？相手を尊敬する素直な気持ちは大切にしたいものです。 こだまともこ さく / おりもきょうこ え

不思議な2人が出会って、はぐをします。2 人が出会いはぐしている時の顔は幸せそのも の。会いたかった人に会えることはとても幸せ。はぐをすることで実感がわいて、ますますうれし くなりますよね。はぐにはいくつもの効果があるそう。大好きな人とはぐしましょう。 佐々木マキ

小さなあおむしはとっても腹ぺこで、どんどん食べて大きくなっていきます。でも、どんなに食べても満腹になりません。どんどん食べて、ついには人や街、森、海まで食べ尽くします。最後には大切な友達まで食べてしまうのでした。あおむしくんは、どうして満腹にならなかったのかなぁ？ 僕もこどもの頃はどんなに食べてもすぐにお腹が減って底なしでした。今はもうそんなにたくさん食べなくても大丈夫。でも、必要以上に食べ過ぎちゃうんですよね。今は満腹よりも満足の方が大切だって自分に言い聞かせています。 槇ひろし 作 / 前川欣三 画

飼い主のかっちゃんとあむの友情物語。首輪が外れたあむの冒険がたまりません。小風さんが紡ぎ出す言葉がすてきです。あむは、『わにわにのおでかけ』（福音館書店）に一瞬登場する犬がきっかけで生まれたそうですよ。 小風さち さく / 山口マオ

新しい家に引っ越してきたペニー。友達がいなくてひとりぼっち。庭で退屈していると、小さな犬が飛び出してきました。そしてなかよしに。でも次の日、その犬は見当たりません。なかよしの犬はどこ？ エミリー・サットン 作・絵 / のざわかおり 訳