かたやまけん さく

世界にはたくさんの人がいます。そして、驚くことに自分は世界に一人だけ。その一人ひとりが集まって社会ができています。考え方も感じ方も性格もみんな違うんだ。「だいたい、みんなこう考えるでしょ？」なんて思っていたら、大間違い。違うことが当たり前って思った方がいいし、似てるからって一括りにしないほうがいい。それにね、みんなのことよりもまずは、自分が「心の底でどう感じているか、何を感じているか」がわかることが大切なんだ。でも、それにこだわってもいけない。だって、自分の感じ方もどんどん変わっていったりするんだよ。この絵本は、自分を知る助けをしてくれます。 ピーター・スピアー え・ぶん 松川真弓 やく

誰でもないのに誰でもないから何にでもなれる、それがこんとんなんだって。こんとんには目も耳も口も鼻もないけれどなんだか幸せそうです。自分の目で見て、聞いて、嗅いで、話す。当たり前のことだと思っていたけれど、実は大変なことなのかもしれません。 夢枕獏 文 / 松本大洋 絵

赤ちゃんは、長ーい間お母さんのおなかいっしょがんば腹の中で一緒に頑張って、やっと生まれてきます。すべての赤ちゃんが、この絵本のように「うまれてきてくれて、ありがとう」と望まれて生まれてきますように。(KH) 澤口たまみ ぶん ／ 津田真帆 え

「なぞ」に一つずつ答えながら、命の謎を探っていきます。ゲーム感覚で読み進めていきながら、「自分」と地球上の生き物について知っていく。親子で、友達と、一緒に読むと楽しそうです。（KH）   越習典子 文 ／ 沢田としき 絵

上の巻の続きですが、こちらだけでももちろん楽しい。最初の謎は「わたしって何だろう」。お母さんから生まれたのに、お父さんにも似ているのはなぜでしょう？ちゃんと理由があるのです。（KH）   越智典子 文 ／ 沢田としき 絵