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偉大な魔術師ムッシュ・ムニエル。ふと、月を落とす魔法を使ってみたくなり、まんまと成功。ですが、双子の博士ニッチモとサッチモに月を奪われてしまいます。さて、無事に空へ返すことはできるのか？ 佐々木マキ

お月見しませんか？毎日おもしろそうなことを見つけてさ、思いっきり楽しむの。じっちょりんの家族は、お月見には、籠にごちそうや種とか好きなものを詰め込んで、「おたのしみのみ」をつくるんだって。 かとうあじゅ

月夜の散歩、していますか？いつもと同じ場所でも、全然違うふうに感じたり、新しい出会いがあるかもしれません。アリソン・アトリーと片山健さんの組み合わせがすてきな作品。お月見散歩がいいかもしれませんねぇ。 アリソン・アトリー / 矢川澄子 訳 / 片山健 絵

急に雨が降ってきて、そのまま雨にあたるのもいいけど、木陰で雨宿りするのもいいですよね。その時にしか見ることができない一瞬の景色が見えてくるんですよね。いつもは見えないみずみずしい景色がさ。 征矢清 さく / 林明子 え

お人形がほしくてたまらない6歳の少女ブリッタ。裕福な家ではないので買ってもらえません。けれどある時、見知らぬおじいさんから金色に輝く種をもらいます。埋めてみると、なんと生えてきたのはかわいらしいお人形。しかもとびっきり特別なお人形です。 アストリッド・リンドグレーン 作 / ピア・リンデンバウム 絵 / 武井典子 訳

刺繍で描く繊細な絵本。この絵本は「わたし」だけのサンタさんの物語です。長い時間をかけてプレゼントのマフラーを編んでいることが、窓の外の季節の移ろいから感じられます。谷を越え海を渡る姿が斬新。 長尾玲子 さく

木は根で地面としっかりつながって、そこを動かない。僕たちは、地面には根を下ろさないけど、いろんな人とつながることや、物事を深く考えることで、世界に根を張り巡らせる。根を張るってとても大切なことなんだ。でも、この物語に出てくる小さな木のように、毎晩のように根をふるわせて、もがきながら地面から抜け出さなきゃいけない時もある。動けないはずの木が歩きだしたようにね。ぼくも、そんな根が持てたらいいなって思う。さて、この小さな木は何のために根を抜いたんでしょうね？ 読んでみてくださいね。 ボルクマン さく / セリグ え / はなわかんじ やく

ロビンに弟ができました。ベンジャミン。けれども、具合がひどく悪くなり、病院に行ってそのまま帰ってきませんでした。ママは悲しくて寂しくて泣いてばかり。ロビンも寂しい。ロビンの願いは、パパとママの笑顔でした。 エルフィ・ネイセン 作 / エリーネ・ファン・リンデンハウゼン 絵 / 野坂悦子 訳