niiiwa

月がとっても印象に残る物語がいくつかありますが、この絵本はその一つなのです。月の描き方もさまざまですが、この絵本の月は、光の加減が何ともまばゆいのです。夜なんですけどね。   古内ヨシ 作

「あつい、あつい」と、みんなつぶやいてる気がします。暑いと、どこもかしこも暑いのですが、みんなが涼める場所はないものか……。ペンギンは日陰を求めて、歩き回るのでした。さて、たどりついたところはどこでしょう。   垂石眞子 さく

暑いので、電車を待っている間に脱いだ白い山高帽を忘れた馬の紳士。その帽子を拾ったきつねのとりうちくん。あつさのせいで物語が始まります。太陽って、ニヤッとしながら空から見てるんですかねぇ。   スズキコージ  

君は、満月が来るのを待ったことがありますか？ あらいぐまのぼうやは、まだ夜を見たことがありません。お母さんに聞いてみると、次の満月まで待つことになりました。待つって、大切なことですよね。   マーガレット・ワイズ・ブラウン さく / ガース・ウイリアムズ え / まつおかきょうこ やく

月まではしごをかけられたら、たどりつくまで60年！ はるかかなたに浮かんでいる月。そこへ行くためには……？ もちろん、はしごを使って宇宙まで行くなんてできないし、60年はかかりすぎだよね。   松岡徹 文・絵

暗闇に紛れて、お宝を盗み出す恐ろしい三にんぐみ。この山高帽子をかぶった三にんぐみには、月夜がとっても似合います。ある時、夜の住人たちは太陽みたいな女の子に出会うのでした。   トミー＝アンゲラー さく / いまえよしとも やく

君の周りにあるものをたどっていくと、すべて太陽のエネルギーによってつくり出されたものばかりです。衣食住のすべてが太陽のおかげ！ まわりまわって、太陽の光を食べて、僕たちは生きているんですね。   マイケル・ホランド 文 / フィリップ・ジョルダーノ 絵 / 徳間書店児童書編集部 訳

満月に山の上で演奏をする動物たち。音楽っていいなぁ。言葉で描かれる音のおもしろさもさることながら、柚木さんの場面の捉え方や描き方が抜群です。満月に音を奏で合う仲間たちとのすてきな時間を味わえます。 山下洋輔 文 / 柚木沙弥郎 絵 / 秦好史郎 構成