これは、面白い!
四角い窓がついた仕掛け絵本です。窓があるとなぜかそこを集中してみてしまいます。そのさきにあるのはくだものですよ。でも、一部しか見れないから、いつもみてるくだものの全体像とは全然違う風にみえてきます。文字は「まどのむこうのくだものなあに?」だけです。表紙から読み始めてもいいですし、裏表紙から読み始めても大丈夫。果物の外側を当てるパターンと、果物の中身を当てるパターンになっているので2回楽しめます。
この絵本とおなじように画用紙を切り抜いて窓をつくって、お散歩がてら道端にある花に窓をあてて写真を撮ると、「まどのむこうのお花はなぁに?」がつくれます。その続編として、友達の鼻をまどに当てて、「まどのむこうのお鼻はだあれ?」なんていうのはいかがでしょうか? 窓があるから、不思議といつもの景色が違って見えるのがたのしい。写真のアングルとも似てますね。ワイワイガヤガヤいいながらお楽しみください。
こどものとも年中向き『まどのむこうの くだもの なあに?』
荒井真紀・さく
福音館書店 / 2019.7