名探偵カッレくん

¥770

名探偵のきみへ

 

ぼくが小学生のころ住んでいた家の裏に、イチイの木が数本あって木登りができた。そして、木の上は秘密基地があったんだ。日陰だったから、少しジメッとしてて、ドクダミなん かが生えてたりする場所。静かに木の上にいるとね、人にも気がつかれないし、じっと1人でいると、なんか大人になった気分。ぼくのことに気がつかないで、近所の人が通り過ぎて 行くんだ。そうそう、ぼくの場合は、カッレみたいなメモ帳じゃなくて、虫眼鏡を持って探偵になっていました。いまでも持っています。おばあちゃんが虫眼鏡入れを作ってくれまし た。中にメガネ拭きの布が縫いこんである特別な巾着です。 もう30年以上前のことだけど、遊んだことはよく覚えてる。学校の授業はこれっぽっちも覚えていません(笑)。不思議なんだけどさ、 授業よりも、遊びたくて遊 んだことの方が覚えていられるみたい。カッレくんの続きもぜひ。

アストリッド・リンドグレーン 作 / 尾崎義 訳

名探偵カッレくん

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