ミオよ わたしのミオ

ミオよ わたしのミオ

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リンドグレーンの中でも好きな一冊。「はるかな国」へ不意に旅立っていったミオ。残された人たちは彼がどこへ行ってしまったのか、まったく見当がつきません。この物語は、9歳の少年が行方不明になるニュースからはじまります。「はるかな国」は、どうやら行ったことのある人にしかわからない場所のようです(その場所のことについては、ミオがこの本の中で教えてくれますよ)。

「不意に」という言葉。普段身の回りで起こっていることで、不意じゃないことってどれくらいあるんでしょうね。自分がわかっているつもりになっているだけで、ほとんどのことが不意に起こっている気がします。

誰かの責任や失敗を攻め立てるのは簡単ですが、もっとも弱く辛い思いをしている人の心を想うことは難しい。リンドグレーンはこどもたちのそういう気持ちを痛いほど知っている人だったんでしょうね。

 

岩波少年文庫 ミオよ わたしのミオ
アストリッド・リンドグレーン・作 / 大塚勇三・訳
岩波書店 / 2001年発行(文庫)